インスタグラムの投稿が縦長表示に変わった件が話題になっています。
結論から申し上げますと、インスタグラムの投稿が完全に正方形表示のみに戻る可能性は低いと考えられます。
縦長表示が導入された理由
- ユーザーのニーズの変化: スマートフォンで写真を見る際に、縦長の画面で見ることが一般的になったため、投稿も縦長で見やすく表示するニーズが高まりました。
- 写真表現の幅を広げるため: 縦長や横長の比率で投稿することで、よりダイナミックな表現や構図を生かした表現が可能になります。
- リール動画との親和性: リール動画は縦長動画が基本であるため、フィード投稿も縦長にすることで、リール動画とフィード投稿の親和性を高める狙いがあります。
- 表示テスト: インスタグラム側で様々な表示方法のテストを行っており、その一環で縦長表示のテストが行われたことも要因として考えられます。
正方形表示が主流だった理由
インスタグラムが当初正方形の比率を採用していたのは、開発者がフィルムカメラメーカーに敬意を払っていたためと言われています。
インスタグラムの投稿比率が1:1(正方形)から3:4(縦長)へ変化した
現在の状況としては
- 完全な移行ではない: 現時点(2024年11月)では、すべてのユーザーに対して完全に3:4の縦長表示に移行したわけではありません。一部のユーザーでテスト的に導入されている段階と考えられます。
- 1:1(正方形)も依然として有効: 正方形の投稿も引き続き問題なく投稿できますし、表示もされます。
- 3:4(縦長)の推奨: インスタグラム側は縦長(4:5、またはそれに近い比率)の投稿を推奨する傾向にあります。これは、スマートフォンの画面に最適化され、より大きく表示されるため、ユーザーエンゲージメントを高める効果が期待できるためです。
変化の背景は?
- スマートフォンの画面比率の変化: 近年のスマートフォンの画面は縦長化が進んでおり、それに合わせてコンテンツの表示方法も変化していくのは自然な流れです。
- 動画コンテンツの増加: リール動画など縦長の動画コンテンツが主流になっていることも、フィード投稿の縦長化を後押しする要因の一つと考えられます。
- ユーザー体験の向上: 縦長表示にすることで、写真や動画をより大きく表示し、ユーザー体験の向上を図る狙いがあります。
投稿が正方形にならない原因は?解決方法は?
正方形にならない原因として考えられるのは以下の通りです。
- 縦長表示のテスト: インスタグラムは常に表示方法のテストを行っており、一部のユーザーに対して縦長表示がデフォルトになっている場合があります。これは、アプリのバグや不具合ではなく、意図的なテストです。
- アプリのバージョン: 古いバージョンのインスタグラムアプリを使用している場合、最新の表示方法に対応していない可能性があります。アプリを最新バージョンにアップデートすることで、問題が解決する場合があります。
- 複数枚投稿: 複数枚の写真を投稿する場合、最初に選択した写真の比率によって、他の写真も同じ比率に調整されることがあります。最初に縦長の写真を選択した場合、後続の正方形写真も縦長にトリミングされる可能性があります。
- 表示の最適化: インスタグラムは、ユーザーが使用しているスマートフォンの画面サイズに合わせて表示を最適化しています。そのため、正方形で投稿しても、画面に合わせて若干縦長に表示される場合があります。
正方形で表示させるための対策
完全に正方形で表示させることは難しい場合もありますが、以下の方法を試すことで、できる限り正方形に近い状態で表示させることができます。
- 写真編集アプリで調整: 写真編集アプリを使用して、写真の周りに白い余白などを追加し、強制的に正方形の比率に調整してから投稿する。
- 複数枚投稿時の注意: 複数枚投稿する場合は、すべての写真を同じ比率(正方形)に揃えてから投稿する。
まとめ
- インスタグラムは縦長表示を推奨しており、テスト的に縦長表示がデフォルトになっている場合があります。
- アプリのバージョンが古いと最新の表示に対応していない可能性があります。
- 複数枚投稿の場合、最初に選択した写真の比率に他の写真も調整されることがあります。
- スマートフォンの画面サイズに合わせて表示が最適化されるため、若干縦長に見えることがあります。
- 写真編集アプリで余白を追加して正方形に調整することで、正方形に近い表示にできます。
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